「…ふう」
ロックは史上最速の早業でテントを組み立て、
黙り込んでいるセリスをその中へひきずりこんだ。
<<[2]STORM
ひとすじの光のように、煙立つ砂漠を駆けていくセリス。
ロックはしばらくその後姿を呆然と見つめていたが、
自らの傍らを吹き抜ける寒風と、打ち付ける雨に我に帰った。
「…待てよ!」
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サウスフィガロから洞窟を抜けて、目前には砂漠が広がっていた。
「フィガロはもうすぐだな」
「…」
帝国の「元」将軍、セリスは無言ではあったが、視線をくれて寄越した。
ロックはそれをもって肯定の合図と見なし、一歩足を前に出した。
その刹那。
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